利根川自転車道を走る。

※利根川自転車道をずっと走ってみたいと思っていた。海外では、モルダウ
(ヴルタヴァ)やドナウ、エルベなどにそって走っているのだが、国内では
吉野川くらいしか走っていない。日本有数の大河が近くにあるのに…とずっ
と思っていたのだが、やっと、2018年3月、上流を走破した。が、今回走っ
た地点から銚子市の河口まではまだ150キロ以上はある。いつの日か全行程を
走破したいと思う。何度かに分けてのチャレンジになると思うが…。

第1回チャレンジ 2018.3.12 そこに道があるから…利根川自転車道
利根川(別名坂東太郎)にそって群馬県の渋川市から、前橋市、埼玉県羽生市、
千葉県取手市を経由して銚子市で太平洋に出るという長い、長~い自転車道が
あるということを知り、いつか走りたいな~とずっと思っていた。が、その長
さたるや恐らく250キロくらい(調べたのだが正確な距離はわからない)。到
底、1日で走りきれる距離ではなく、2泊3日くらいのツアーとして計画しな
ければならないというので、まだ実現していない。
が、その長い利根川自転車道の途中(武蔵大橋)には、わが川口市から緑のヘ
ルシーロードという市街地を抜ける自転車道があり、渋川~武蔵大橋~川口と
いうルートにすればおよそ120キロと目処を付け、昨日、遂にこれに挑んだの
である。この冬、猛烈な寒さに戦意喪失しおとんど走っていないので脚は持つ
かと心配ではあったが、走りたい気持ちが勝って、出かけることになった。
そこで考えた作戦は・・・
●スタートは渋川市とする・・・川口市出発も考えられるのだが、渋川市をス
タート地点にすれば基本的に道路は下り坂になるはず。多少のアップダウンは
あるだろうが、これは軟弱チャリダーにとって大きなメリットになるはず。
●気圧配置が西高東低の日を選ぶ・・・関東地方でこの気圧配置の時、晴天で
強い北(西)風の可能性が高いのである。渋川市は川口市の北西にあり、渋川
から走れば、北風は追い風になるはず。
という狡猾な作戦で3月12日を選んだのだが、作戦はドンピシャリ!絶好のサ
イクリング日和となったのである。
20180312利根川自転車道052
さて当日は5時起床。コーヒを淹れ、その間にりんご半分を剥き、食パンにチー
ズとベーコンを乗せてチン。ケチャップをかけてこれをかき込み準備完了。前
夜に用意した自転車と持参品をチェックし、走行ウエアを着込んで、タクシー
を呼ぶ。パッキングした自転車を運ぶためだ。
6:33。JR京浜東北線蕨駅を出発。さいたま新都心と高崎駅で乗り換え、8:50
渋川駅到着。定刻通り。自転車を組み立て、トイレを済ませ、おにぎり1個と
温かな缶入りコーンポタージュで2度めの朝食。昼飯用におにぎりとコッペパ
ンとカロリーメイト、チョコボールを買い込み出発。まず、利根川自転車道の
起点である吾妻川公園を目指す。
公園はサッカーのグラウンドで周囲には桜の木々。素敵な憩いの場と思われた
が、今日は月曜日。無人のグラウンドであった。私に取ってはここが起点なの
だが、標識には利根川自転車道終点と書かれており、ちょっと違和感。気を取
り直して9:45、いよいよ長距離ライドに出発!
※渋川駅。古風なたたずまいだ。
20180312利根川自転車道001
※「終点」でのあらいぐま。まだ、元気。
20180312利根川自転車道008
 自転車道は素晴らしく整備されていた。標識も万全で、地図は不要かと思われ
た。休憩所も適度な間隔で設けられ、これはチャリダーにとって嬉しい。
そして、目論見通り、ロードは下り気味で風は追い風。ペダルを回さないのに
メーターは時速31キロ!こんな瞬間も得て、快調に走る。
地図は不要かも…と書いたが、実はミスも犯した。途中、右岸側で、利根川に
烏川という支流が合流するのだが、そこに橋が無いので、自転車道は一度左岸
に移り、次の橋でまた右岸に戻る。この移るべき橋を見逃し往復5キロ強をロス
してしまったのだ。戻りつつ確認すれば標識は確かにあった!が、迷わせる不
十分あもあった(と書いておこう)。こんな自転車道を、1時間15分毎に休憩
するというルーチンで進む。やはり脚の筋肉は痛みだしたが、やめる気にはな
らなかったのは、雲ひとつ無い晴天のせいか?上州(群馬県の旧称)を代表す
る赤城山、榛名山、冠雪の浅間山や上越の山々を眺め、こんなに遠くへ目をや
ったのは久しぶりだなあと感動していたからだろう。
※はためく幟。だが、これが今日の味方なのさ!
20180312利根川自転車道010
※路傍の石仏たちとも出会った。
20180312利根川自転車道029
※道路脇にはいくつもの運動公園などがあった。
20180312利根川自転車道012
※赤城山を望んで太公望の図。雄大な釣り人の釣果やいかに?
20180312利根川自転車道015
※世界選手権が開催された前橋グリーンドームは対岸に。
20180312利根川自転車道019
 ※この大きなボックスは何でしょう?
20180312利根川自転車道039
※快晴の空を飛ぶ。このあたりはグライダーのメッカ。
20180312利根川自転車道042

メーターが80キロを指した頃、武蔵大橋に到着。この近くに何度か来たこと
があるうどん屋があるので、ここで最後の腹ごしらえをして利根川と別れ、
市街地道路を川口へ向かうことにした。うどん屋の女将は多くのチャリダー
と馴染みで自転車道のこともよく知っているが「渋川から来た」というと
「まーすごい!」と大げさに驚いてくれた。すごい作戦やな~!と感激。
緑のヘルシーロードは何度となく走っているのだが、なかなか完成に至らず、
ところどころ一般道を併用して走っていた。が、今回、完成しているとを知っ
た。全長57キロ…ということは帰宅まで約137キロか?
※こきのこ汁うどん。このボリュームで680円だ!
20180312利根川自転車道047
※ヘルシーロードにはこんな標識が完備していた。
20180312利根川自転車道049
しかし、ここまで来たら走り切るしかない!覚悟を決めれば○○力も湧いてく
る。風が冷たくなってきたので、朝脱いだダウンを着込む。夕日もどんどん沈
み行くので、帰宅とどちらが速いかと競ったが、完敗。仕方ないのでライトを
装着。無灯火運転で捕まりたくないからね。
※実際の夕焼けのいろはサーモンピンク。きれいだった!
20180312利根川自転車道051
そして、6:20。遂にわが家到着!メーターは139.83キロ。実走行時間6時間
52分。およそ、7時間で140キロは平均時速20キロ。よく走ったものだと、風
呂で疲れを流し(きれていないが…)、ビールで乾杯。森友ニュースを見たか
ったがネットで結論だけ確認し、爆睡。今、パソコンに向かって昨日を思い出
しているが、本当に楽しく、気持ちのいい一日であった。健康に感謝だ!

2018-03-13(10:43) : サイクル日記 : コメント 6 :
●関東は、ありゃけもない サイクリングロード あるんやねぇ~
それにしても。平均20K 凄いです。私は、1H/10kなんで
14時間かかってしまいます。
九州から帰って、早半月 暖かくなってきたんでウズウズ
6月中旬まで 毎週、火曜日と土曜日 仕事があるんでその間に
2018-03-13(18:49) : piko URL : 編集
●超人、いや変人
140k7Hとは!
それもいきなり
2018-03-14(07:49) : 枯木チャリダー URL : 編集
●PIKOさ~ん、
下り坂と強い北風=追い風を味方につければ・・・・ねっ!
作戦勝ちでした。
次の計画もあるんや!北やね!きっと!
わしも、やるで~!
2018-03-14(09:06) : あらいぐま URL : 編集
●枯木さ~ん、
自転車道と鉄道、離れてるやん!もう、進むしかなかったんや。
下り&北風のおかげやね。
でも、ちょっぴり自信がついた・・・かな?
2018-03-14(09:08) : あらいぐま URL : 編集
●凄い!140km。
芝川自転車道は何回か走りましたが、自転車には優しくなかったような???
2018-03-18(22:05) : ヨッシーバイク URL : 編集
●ヨッシーさん、
コメントありがとうございます。
確かに芝川自転車道は走りにくいです。私が利用するのは荒川自転車道への
連絡ルートですね。あと、緑のヘルシーロードの一部でもあります。
ぜひ、利根川自転車道へ行ってください!特に上流部分は整備もよく、
チャリダーも少なく、オススメです!

第2回チャレンジ 2022.9.30 JR安食(あじき)駅から犬吠埼灯台へ
利根川は群馬県と新潟県の県境・三国山脈を水源とし、埼玉県、千葉県、茨城県
を流れて銚子市で太平洋に注ぐ全長322キロの大河である。坂東太郎の異名を持
ち、整備されるまではよく氾濫を起こしたらしい。そして、自転車仲間の間では、
利根川沿いには自転車道が(完璧ではないが)整備されていることもよく知られ
ている。それを走破したいと言うのが私の夢となり、2018年3月には上流(渋川
市)から約80キロ下った武蔵大橋まで走っていた。 
アキレス腱断裂の後遺症も癒え、少しの自信がよみがえってきた昨今、そろそろ
走ろうと思うようになり、目的地が利根川自転車道になった。しかし、まだ160
キロ程度は残っている。1日で走り切る自信はない。というわけで今回は、ゴール
地点から逆算して80キロを走ることととし、スタート地点はJR成田線「安食(あ
じき)駅」と決めた。ここまでは息子のクルマで送り届けてもらうという、なんと
も楽ちんなやり方であったが、途中によい宿のないこのコースだ。仕方あるまい。

6:00 家を出発。7:50 安食駅着。駅前のセブンでおにぎり1個を補充。水を調達
して出発したのは8:10。程なく大鷲神社を通りがかったので恒例の旅の安全祈願。
そしてまもなく利根川堤防上の自転車道に出た。道端の雑草が生い茂って走りの邪
魔ではあったが、人通りも少なく、快調に進む。BGMは鳥のさえずりと虫の声。
路上にはたくさんのイナゴ達。車輪が近づくと飛び上がる。そのいくつかは私の顔
付近まで舞い上がり「こんにちは」とささやく。が、いくつかは不運にも車輪に巻
き込まれて昇天。冥福を祈る。
※JR安食駅
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※自転車道には海から●キロの標識が。1キロ毎はありがたい。
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※利根川を眺めながら…気分は最高!
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途中、「道の駅 発酵の里こうざき」でエネルギー補充と休憩。隣のテーブルにい
たやはり高齢ライダーにルートの詳細を訊くと親切に教えてくれた。77歳でこのあ
たりをベースによく走っているらしい。彼の教えてくれたように、途中でコースを
横切る高速道路脇の歩道を左へ行き、茨城県側を走り、銚子大橋で千葉県側へ戻る
というルートを走ってみたが、これは正解だったようだ。

道の駅を出てまもなく香取神宮の看板が見えてくる。ここに詣でるのも今回の目的
のひとつなので、ルートを離れて右折。約3キロ先にある香取神宮は初代神武天皇
の御代に建立されたそうで、荘厳ないい雰囲気が漂っていた。参拝を終えてまたル
ートに復帰し、指示通りに走る。天候もよく、軽快なのだが、唯一、風だけがいじ
わるであった。予想はしていたのだがほぼ向かい風。それが思ったよりも強かった。
大腿筋あたりが悲鳴を上げ始め、銚子大橋あたりではあわや痙攣!手で筋肉を殴り
つつ、なんとか14:50に犬吠埼灯台へ到着。天気が良いので出かけたくなった…とい
う千葉市在住の友人とも落ち合うことができた。
※香取神宮本殿。
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※利根川堤防沿いに建てられた鳥居。堤防を挟んで参道があった。
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※途中で発見したモニュメントは灌漑100周年記念のものらしい。
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※東関東自動車道の側道で茨城県側へ移る。
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※利根川茨城県側の景色。
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そして銚子大橋に到着。ゴールはもうすぐだ!
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犬吠埼からの展望。
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※犬吠埼灯台は白く輝いていた。
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その後は、銚子に宿泊することを決めた友人と新鮮な海の幸を堪能しつつ語り明か
し、翌日は、あの有名な「銚子電鉄」の乗車してその風情を楽しみ、彼のクルマで
JR「土気駅」へ来て、そこから輪行。午後4時半過ぎに帰宅できた。
※銚子電鉄の車両は2つ。
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※この正式名称は公募で決まったらしい。駅には「黒字化達成!」のポスターも
あった。
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●総走行距離 83.43キロ
●平均速度 17.1キロ





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